女性とのデートをどうしたら良いのか困った時、雑誌やマニュアル本を頼りたくなるのではないでしょうか。しかし、多くのデート指南書やハウトゥー本では、「さりげなく手を差し伸べる」、「さりげなくドアを開ける」、「さりげなく荷物を持つ」、などと書かれています。それを鵜呑みにして、単純に手を差し伸べたり、ドアを開けたり、荷物を持ってあげてみたりしても、どこかぎこちなくなってしまい、うまくいかないのではないでしょうか。
それは「さりげなさ」が足りないからです。「わざとらしい」と「さりげない」は何が違うのでしょうか。
「さりげなさ」は表情
「さりげなく手を差し伸べる」場合、どのようなシチュエーションが考えられますか?どこか高いところに登る時、例えば階段などが挙げられます。階段の最上段に登った時、彼女に手を差し出すあなた。さりげなく手を差し伸べるにはどうしたら良いのでしょうか。
こんなシチュエーションで手を差し出すのはキザだなと思われるかもしれませんし、拒否されてしまうリスクも当然考えられます。しかし、それを気にして恥ずかしそうな表情を見せてしまっては、無理してるなということが伝わってしまいます。また、手を伸ばしたかどうかわからないくらいの小さな動作ではただの挙動不審です。
さりげなく手を差し伸べるのであれば、「普通のこと」「当たり前のこと」をやっているという表情をしましょう。表情が通常時と変わらなければ、もしスルーされたとしても、何事もなかったかのようにやり過ごすことができます。
「さりげなさ」はタイミング
女性とのデートで男性がドアを開けるというレディーファーストのシーンは海外の映画などでよく見かけるかもしれません。
お店に入る直前に不自然な早歩きで先にお店の前に到着し、「どうぞ」と言ってドアを開けるのは、ホテルのボーイか映画俳優がやるから様になるのであって、一般人が同じようにやるのは少々痛い感じに見えてしまいます。要はタイミングなのです。見え見えの動きで、いかにも「レディーファーストやってます」という主張をされるとウザいだけなのです。
女性より半歩前に出て、スッとドアを開けるだけで十分です。言葉もいりません。女性が待つことも、身構える暇さえ与えずに行えることが、さりげなさなのです。
「さりげなさ」は観察力
さりげなく何かをするというのは実は難しいことです。さりげなく何かができる人は、女性の扱いに慣れているのももちろんですが、最も重要なのは観察力が優れているという点です。荷物を持ってあげることにしても、彼女がそれを嫌がるやタイプかどうかの判断や、彼女が必要としているかどうかの判断は、女性を観察することでわかるものです。声をかけるタイミングや手を出すタイミングはいつが良いのか、しっかりと相手を観察することでわかります。
観察するのも、相手を凝視していては怪しまれてしまいます。想像力を働かせて、「さりげなく」行うことが重要ですよ。